FOCUS

高野修平main
ソーシャルメディアを通して音楽を愛する人を増やしたい
『音楽の明日を鳴らす-ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネスマーケティング新時代-』著者
『ソーシャル時代に音楽を”売る”7つの戦略』共著
高野修平

ここ数年で、国内でもソーシャルメディアを日常的に活用する人口が飛躍的に増加した。それにともない音楽に対する接し方も日々変化を遂げている中で、情報を提供する側もその作法をしっかりと身につけなければならない状況に迫られている。
そこで今回は、ソーシャルメディアマーケティングの視点から音楽について分析した日本初の書籍『音楽の明日を鳴らす』の著者であり、新進気鋭のソーシャルメディアマーケティングの専門家である高野修平さんに、「ソーシャル」と「音楽」についてお話しを伺った。
(取材・文・写真:Takuya Yashiro、Masahiko Yamaura、Jiro Honda)


矢印(赤) 高野修平 Blog「a day on the planet」:http://groundcolor.sakura.ne.jp/ground/planet/
矢印(赤) 高野修平 Twitter:http://twitter.com/groundcolor
矢印(赤) 高野修平 facebook:http://www.facebook.com/takano.shuhei

[2012年10月17日 / 世田谷区・代田 Musicman-NETオフィスにて]
PROFILE
高野 修平(たかの・しゅうへい)
コミュニケーションプランナー


a.k.a. groundcolor。東京出身、1983年生まれ。新卒で広告代理店セプテーニに入社。セプテーニ・ブロードキャスティングの立ち上げに参加。その後、WEB会社プランナーを経て、ソーシャルメディアマーケティング支援会社、トライバルメディアハウスに所属。



音楽の明日を鳴らす『音楽の明日を鳴らす-ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネスマーケティング新時代-』
発売中
著者:高野修平
1,600円(税込)
四六判、231ページ
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ソーシャル時代に音楽を売る7つの戦略『ソーシャル時代に音楽を”売る”7つの戦略』
発売中
著者:山口哲一、松本拓也、殿木達郎、高野修平
1,680円(税込)
A5判、208ページ
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●今回は「音楽の明日を鳴らす」ご出版おめでとうございます。まずは同書を出版された経緯をお伺いしたいのですが。

高野:ありがとうございます。今所属しているトライバルメディアハウスは国内でのソーシャルメディアマーケティングにおいて、社内には僕が入社する前から社長含め、ソーシャルメディアやマーケティングなどの分野に関するアルファブロガーが多かったのです。僕自身も、以前からブログを書いてはいたのですが、トライバルメディアハウスに移籍するにあたって新しいブログのテーマを考えたときに、いまさらソーシャルメディアマーケティングについて書いてもしょうがないと思ったんです。そこで、僕自身が音楽が大好きだったことと、ソーシャルメディアと音楽を融合したブログや書籍が世の中にはほとんどなかったということで、その方向でブログを書き始めました。

●「a day on the planet」と題されたブログ(※)ですよね。(※ http://groundcolor.sakura.ne.jp/ground/planet/)

高野:はい。ブログを始めてみると、幸いなことに多くの方に読んでいただけるようになりました。その中には音楽業界の方もたくさんいらっしゃって、ブログを通じて色々な方と出会うことができたんです。そのような流れの中で、旧ソニー・マガジンズの社長で今はエムオン・エンタテインメント取締役の村田茂さんにお会いする機会がありまして、ソーシャルメディアと音楽をテーマにした書籍を書きたいという話をしましたら「うちから出版してみないか?」と言っていただき、出版する運びとなりました。

●そのブログはいつ頃からスタートしたんですか?

高野:1年半くらい前からですね。トライバルメディアハウス入社とほぼ一緒です。

●ブログは音楽業界のどういった方から反響がありましたか?

高野:ご連絡をいただいた方々は、やはりソーシャルメディアを前向きに使っていたり、現在の音楽業界の状況に対して危機感を持たれている方が多かったですね。

●ネット上では、前向きな反響が多いように見受けられました。

高野:記事にもよりますが、あくまでソーシャルメディア側からの視点というのがよかったのかなと思います。そして、音楽を僕がとても好きでいたこと。誰だって外から愛もないのに言われるのはいい気分はしないと思うのですが、ソーシャルメディア側から同じように音楽をもっともっとって思う方と共感しあえたのがよかったのかもしれません、実際にお会いした方々からも、ありがたいことに好意的なご意見、もちろん課題やご指摘を受けることもありますが、大変勉強させて頂いています。

●ということは、現状を考えたときに、みなさんソーシャルメディアマーケティングの必要性を感じているんですね。

高野:業界の中にいる立場だとなかなか言えないことを言ってくれている、という思いもあるみたいです。また、僕自身、音楽に人生を救われたと思うぐらい音楽そのものが本当に好きなんです。そういう想いを持ちながら、専門とする立場からの「音楽をもっと沢山の人に聴いていただくには、こういう考え方や方法もありますが、いかがでしょうか?」というメッセージが、ブログを通じて伝わったんじゃないかなあと思うんです。至らない点もまだまだ圧倒的に多いですけど。

●高野さんの「音楽愛」が伝わったんですね(笑)。ちなみに高野さんご自身の音楽のルーツは?

高野:一番最初に買ったCDは小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」ですね。そこからJ-POPを聴きだして、Mr.Childrenが好きになり、邦楽も洋楽も聴くみたいな流れですね。まわりにも、のちに実際にプロミュージシャンになった人とかレコーディング・エンジニアとか、そういう友人が多かったので、彼らに色々な音楽を教えてもらいました。

洋楽にはまったのは、レディオヘッドの「キッドA」を聴いてからですね。ベタですけど(笑)初めて聴いたときは、本当に新しい世界を見た気がしました(笑)。あとは通過儀礼のごとくギターにも挑戦したのですが、どうしてもFが鳴らなくて(笑)。それで向いてないなと思って「じゃあリスナーとしていよう」と。社会人になってからは、つらい日があっても、音楽を聴いたり、歌詞を読んだりすることによって救われてきました(笑)。

●本当に音楽への愛がすごいですね(笑)。

高野:就職のときに音楽関係の会社を受けなかったことが不思議なくらいです(笑)。



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