著作権協会国際連合(CISAC)が2016年徴収実績を発表、前年比6%増加で€92億の新記録を達成

2017年11月16日 12:15

JASRACが加盟している著作権協会国際連合(CISAC)は全世界の徴収額リポート2016年版を公表し、全世界における著作物使用料徴収額は前年比6%増加、€92億の新記録を達成したと発表した。

音楽分野での作詞者、作曲者そして音楽出版者への著作物使用料徴収額が6.8%増加し€80億に達した。これにはオンライン配信からの収入の52%の増加が貢献。視聴覚著作物および文芸著作物の利用に対する使用料徴収も増加したが、視覚芸術や演芸の分野は若干の減少が見られた。

全ての著作物の分野におけるオンライン配信から発生する収入は2012年の実績と比較して約3倍増となっている。2016年には過去5年間で最も高い伸び率の51.4%を記録し、もう少しで€10億に達するところまで来た。この増加の主な要因はサブスクリプション・サービス・モデルのストリーム配信。

一方で、特にUGCのビデオ・ストリーム配信プラットフォームからの収入が少ないこともあり、オンライン配信からの徴収額は、全世界における著作物利用に対する総徴収額のわずか10.4%、€9.48億に留まっている。

全世界における著作物使用料収入の内訳では、テレビおよびラジオ放送使用料が最大の 42.8%を占め、生演奏、BGM演奏が続きます。欧州の音楽分野においては、ライブ興行の好調と放送事業者による使用料率に対する圧力を反映し、生演奏およびBGM演奏が初めてテレビおよびラジオ放送を上回った。