ヒトリエ、さらなる進化を感じさせるツアー「UNKNOWN-TOUR 2018 “Loveless”」京都で開幕

2018年1月30日 15:03
ヒトリエ ツアー京都公演

ヒトリエが「UNKNOWN-TOUR 2018 “Loveless”」を、1月28日に京都・磔磔でスタートさせた。

このツアーは先月リリースされたミニアルバム「ai/SOlate」(アイソーレイト)を引っ提げて開催されるもので、全国10ヶ所に加えて初の海外公演となる台湾、上海を含む全12公演。

初日の会場となった京都は淡い雪が降る真冬の環境の中、会場前から長蛇の列が出来ており、寒さとは真逆の熱量のある空気で満たされていた。開演定刻をまわり会場が暗転すると、後方の階段からメンバーが客席を通って入場する磔磔名物とも呼べるスタイルでステージに登場。ボーカルwowakaの一言の後、ライブはスタート。たたみ掛けるドラム・ベースのリズム、幾重にも折り重なるギターのフレーズが圧倒的な演奏力を持ってバンドサウンドを構築し、冒頭から一気にヒトリエにしか生み出せない空間を創り上げていく。

「ai/SOlate」の楽曲を主軸に置きつつも新旧織り交ぜたセットリストは、最新作「ai/SOlate」で表現した海外シーンとも共鳴する多方面に広がったサウンドアプローチが再構築され、緻密に築き上げられた骨組みはそのままにライブでは更に生々しい表現へと変貌を遂げており、ツアー各地でどんなステージを見せてくれるのか期待を感じさせる初日のパフォーマンスを見せつけた。

MCではwowakaが「今日はツアー初日です。新しい作品をリリースして、音楽を続けて、聴いてくれる人がいて、こうしてステージに立てています。」と、感謝の意を述べ、「音楽と演奏で届けるので、最後まで楽しんでください!」という言葉から演奏された「目眩」は、眩いばかりの活き活きとした演奏がエネルギーに満ちているバンドの現在の状態を証明しながらも、“僕らは眩しさに夢を見る 変わらぬまま行こう 未だ知らない場所へと向かおう” という歌詞がエモーショナルに響く、この日のハイライトとも呼べる1曲だった。

「僕らの過去・現在・未来を繋ぐ曲が出来ました。この大切な曲をずっと歌い続けていこうと思っています。」と語った「アンノウン・マザーグース」では、会場全体がサビのコーラスをメンバーとともにシンガロングする、これまでのヒトリエのライブでは見ることのなかった光景が起こり、ボーカロイド、インディー、メジャーと様々なシーンで活動してきたヒトリエが、これまでの軌跡を自ら総括し次なるステージへファンと共に歩みを進めている姿が印象的なステージでアンコールまで駆け抜けライブを締めくくった。

Photo by 西槇太一