SPECIAL REPORT & INTERVIEW

井上鑑氏
新機能も追加!クラウド型24chセルフレコーディングサービス「即レコ24」

キーボード奏者/アレンジャー/プロデューサー
井上 鑑 氏

高品質な24chマルチ録音が手軽にでき、クラウドで即試聴&共有ができるセルフレコーディングサービス「即レコ24」。全国58拠点・64部屋(2013年4月末現在)のリハーサルスタジオに導入されているこのサービスは、当初アマチュアバンドを中心に利用されてきたが、ここ最近、プロミュージシャンのゲネプロ/プリプロなど応用的に利用され始めているようだ。

今回、「即レコ24」のサービススタート当初から、サウンドプロデューサーとして関わられている、井上鑑さんに、先日新たに追加された新機能の印象、更にプロの視点で「即レコ24」について語っていただいた。
即レコ24ロゴ即レコ24
ヤマハが開発したクラウド型24chセルフレコーディングサービス。
スタジオに入り専用iPadをタップするだけで、高品質なマルチ録音が手軽にできるほか、録音した音源を聴きながらの重ね録り、パートごとの音量・リバーブ調節も可能だ。
また、録音した音源は自動的にクラウドに保存されるため、スマートフォンやPCで即再生することもできる。

矢印(赤)即レコ24 公式サイト:http://www.sokureko24.jp/

即レコ24 使い方

●今回、「即レコ24」に新たに追加された新機能「重ね録り」と「音量・リバーブ調整」の印象はいかがでしょうか?

井上:「重ね録り」は1人でも様々なことができるので、喜ぶユーザーさんは多いと思います。バンドでも、極端なことを言えば、メンバーが全員揃わなくても思いついたアイデアを試して共有することができますよね。

また、リバーブや音量調節ができるようになっていますが、ある程度、基礎知識がある人にはなんでもないことでも、その知識自体をどう得ていいかわからない人もいますから、こういった機能がiPadを通してプリセットになっているのは、とても親切だと思います。例えば、Cubaseをいきなり渡されても使える人は少ないですが、「即レコ24」のインターフェースはよくできていますから、すぐに扱えるんじゃないでしょうか。

●スタジオに入って、専用のiPadで表示されたナビゲーション通りにタップするだけで、高音質な音で録音できるというのは画期的ですよね。

井上:そうですね。スタートの段階ではバンドサウンドとして成立していないと活かしきれない部分があったと思うんですが、重ね録りができるようになったので、ユニットの場合、録音していてサポートを頼んで重ねて録ってみることもできますよね。この使い方ですと、オーディションにも利用できそうですし、可能性が広がりますね。

▲極めろ!即レコ道 音量編

▲極めろ!即レコ道 残響編

▲極めろ!即レコ道 重ね録り編
●実際に「即レコ24」をプロダクションの方がプリプロやゲネプロに使用している例もあるようですが、井上さんご自身のプリプロの進め方を教えてください。

井上:どこまでがプリプロになるのか、プロジェクトごとに全然違うので一概には言えませんが、自分のパートに関してはプライベートスタジオ(Pablo Workshop)で行っています。アナログ機材を運ばないでいいとか、セットアップをいちいちし直さなくていいというメリットがありますから。

「即レコ24」のメリットもそういう所なんじゃないでしょうか? リハスタに入れば即録音できるわけですからね。時間もかからず、効率よく作業を進めることができるので、頻繁に曲を作ったり、プリプロをする方にはすごくいいと思います。また、作った曲をメンバー間でやりとりすることもあると思うので、その点、「即レコ24」はクラウドに音源を置けますし、離れた場所にいても聴けるので楽ですね。重いデータを送って嫌がられることもないですしね(笑)。

●「即レコ24」とほぼ同じシステムを利用した「即レコLIVE」というライブ音源を収録・即配信するサービスも行われているのですが。

井上:面白いですね。自分たちのパフォーマンスが実際お客さんにどう聴こえているのか、アンビエンスも混ざった音を録ってあげたら、バンドはすごく喜ぶでしょうし、そういった音を聴くこと自体得るものは大きいんじゃないでしょうか。

これは僕らも同じで、ライブでは必ずエアーを録っているんです。客席に届いている音を知るには、ラインの音だけを聴いても駄目なんですよね。ですから、ライブハウスにこのシステムが導入されることは素晴らしいんじゃないかと思います。

「即レコLIVE」
▲即レコLIVE(http://okmusic.jp/#!/sokureko

●「即レコ24」は、アイデア次第で色々な使い方ができそうですね。

井上:去年、アレンジセミナーをショー形式でやったんですが、そのときは、アマチュアのバンドの方に参加してもらって、僕が彼らの曲を聴いてアレンジのアドバイスをして、もう一度録音してみる。それをバンドのメンバーとお客さんにも聴いてもらうんですね。2通り録音してどちらがいいか、メンバーに感想を聞いて、お客さんにも好みの方に拍手をしてもらったり(笑)。そのように自分が考えたものや作り上げたものをすぐ聴いて、客観的に確認する作業というのはすごく大事で、本質的にはプロでも同じことなんです。

「即レコ24」は、機材の知識がなくても手間をかけないで自分たちの演奏をいい音質で録れて、すぐ聴ける。つまり、専属のレコーディングチームが横にいるようなもので、そんな環境はなかなか手に入れることはできませんから、アーティストの成長にすごく役立つと思うんですよね。スタジオを持っていないとか、ボーカルブースだけで生音を出せないプロダクションの人たちにとっても、「即レコ24」はとてもいいサービスなんじゃないでしょうか。
即レコ24 編集後記
いかがでしたでしょうか? 「即レコ24」は誰でも簡単に利用できるセルフ録音サービスという事が分かって頂けたと思います。実際に体験すると、本当に手軽で高機能!しかも、基本サービスが無料で利用できるというところも嬉しいですね。iPadの操作一つでここまでできるのか…と驚きの連続でした。さらにオプションサービスで「マルチトラックWAVデータ」も入手可能なので、ローバジェットでドラムや生ピアノ等を録音するにはうってつけではないでしょうか。

即レコ24 特別プレゼント
今回、取材に協力いただいた即レコ事務局より、オプションサービス「マルチトラックWAVデータ(20分以内・1050円)」を1回お試しできる特別プレゼントをご用意いただきました!「即レコ24」のご利用に興味を持たれた音楽プロダクションの方は【「即レコ24」公式サイトTOP】→【お問い合わせ】より即レコ事務局までご連絡ください!
矢印(赤)「即レコ24」公式サイト:http://www.sokureko24.jp/
井上 鑑 インフォメーション


オフィシャルHP: http://www.akira-inoue.com/
オフィシャルFacebookページ: http://www.facebook.com/akirainoue.pabloworkshop

「ブラームスと日本~ 架け橋 ~ VOL.2」
2013年6月5日(水)
「ブラームスと日本~ 架け橋 ~ VOL.2」@紀尾井ホール(音楽監督)
http://ints.co.jp/brahms/index.htm

「THE MUSIC DAY LIVE~presented by ZERO~」
2013年7月7日(日)
日本テレビ開局60年特別ライブ
「THE MUSIC DAY LIVE~presented by ZERO~」(音楽監督&出演)
http://www.ntv.co.jp/zero/live/

2013年8月30日より東京・名古屋・大阪にて。
舞台「真田十勇士」(音楽監督)
http://www.sanadajuyushi.com/