Musicman-NET SPECIAL REPORT 高田氏、秋元氏

一貫して根底にあるのは、“原音探究”という考え方

−−ビクタースタジオの目指すもの、FLAIR-DVDの立ち上げ、netK2技術の確立といろいろと伺ってきましたが、一貫しているのは音へのこだわりですね。
秋元氏/高田氏
A:もちろんです。スタジオ業務でも、netK2でもそうなのですが私たちの根底にあるものは、“原音探究”という考え方なんです。これは、「原音(マスターテープ)に忠実に音楽を提供する」という理念で、常にそれを元にしていますね。

また、私たちが目指しているのは、「今、使われている機材や方法にちょっと気を使うと、実はもっといいものになる」ということなんです。音楽配信に限っていえば、現在のものでは、残念ながらあまり「音」に対しての配慮がなくて利便性・簡易性というところで推移しているんですね。だから、使い勝手だけではなくて、そこに今まで培ってきた音の部分を入れたら、もっとよくなるという事を、今回の「netK2」技術で皆様に体感していただきたいですね。配信による圧縮音源が原音に限りなく近づくわけですから。

T:送り手側、エンジニアとして、今までは、CDのマスターテープを作れば仕事は終わりだったものが、ユーザーがどういった状況で聞くのかというところまで、配慮していかなければならない時代になったんじゃないのかなと思いますね。ですから、私たちは、どんな状況で音楽を聞く方にとっても、より良い音を届けられるよう努力し、素晴らしいサービス・技術を提供していく必要がありますね。

−−本日はお忙しいところ、ありがとうございました。ビクタースタジオのあっと驚くような挑戦、飛躍にこれからも期待しております。M

ビクタースタジオ外観 【ビクタースタジオ概要】

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-21-1
TEL:03-3403-0111 FAX:03-3404-7406

Studio Manager:高田英男
Chief Engineer:秋元秀之
Booking Contact:庄司絵理、島田直子、疋田静花
(スケジュールのお問い合わせはお電話でお願いします。)

Office Open:
10:30〜19:00 (月曜日〜金曜日)
13:00〜18:00 (土曜日)

Parking Space:
ビクタースタジオ26台、青山ビル26台(大型車不可)

▼オフィシャル・サイト
 → http://www.jvcmusic.co.jp/studio/
【ビクタースタジオ沿革】
1969年 ビクタースタジオ設立(築地よりスタジオ機能を移設)
自社スタジオとして運営(外部貸出なし)
1982年 スタジオ大改修
ビクター青山スタジオと改名し、営業スタジオとして外部貸出を開始
1989年 山梨県の山中湖にビクター山中湖スタジオを開設
名称を元のビクタースタジオに戻す。
1990年 401ST全面改修(現在のスタイルに)
日本1号機のGENELES1035導入
2000年FLAIR設立
人をメインとしたマスタリング事業を本格展開
2001年2階スペース改修(新規事業展開)
・配信オーサリング機能の移設
・DVDオーサリング機能の新設
・旧音源のアーカイブ化の開始
2002年“ReBorn”と銘打つビクタースタジオ改革を開始
2003年213 YAMAZAKI ROOM 次世代メディア対応改修
・サラウンドスピーカーシステム、プロジェクター等を常設し、
 DVDを中心とした次世代メディアへ完全対応
2004年FLAIRのエンジニアとして袴田剛史が新規参画
2005年FLAIR-DVDを開始
・FLAIRに新たに2室(221、222)追加し、DVDマスタリングの標準化を展開
・映像編集室(224)を新設
・ノンリニア編集機を導入しDVDづくりを広くサポート



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