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in the cityの裏テーマ−音楽が生まれる瞬間に立ち会えること、同じ文化的空間を共有すること
佐藤氏5 --これからますます忙しくなる一方じゃないですか。in the cityの今後については、何かお考えなのでしょうか?

佐藤:もう一年中イベントやってますよ。来年3月もソウルで、in the cityソウルという形でイベントをやる話が進んでいるんです。

--韓国でやるんですか、それは凄い企画ですね。

佐藤:今はもう韓国と日本の民間ベースのイベントはいくらでも今やってるじゃないですか。だからもっと尖ったことをやろうと、韓国のクラブとかライブハウス15カ所と提携して3日間ぐらいで色んなことをやろうかと考えているんですけどね。

--今回、フォローとして、in the cityが終わったという形でレポートとしてぜひ取材させてください。

佐藤:是非やっていただけたら有り難いですよ。たとえば、これらのイベントが終わった後の打ち上げは、全部1箇所で行われるんですよ。

--オリンピックの閉会式みたいな感じですね。そこを取材させていただけたら、面白いんじゃないかと思います。

佐藤:そうですね。レーベルナイトに出たばっかりといった若い人達と、そんな人達から見たら、それこそ伝説の人とか、雲の上の人とかって言われるような存在の人達とが全員が一緒の場所に集まって打ち上げをするんですよ。みんなアットホームでフリーな雰囲気なので、自分たちのCDを渡したり、サインをしてもらったりといった色んな交流がおきますね。人と人が交流するっていうのは、僕は一番必要だと思うわけですよ。今日同じライブをやったっていう共通点で同じ空間に集まってお酒を飲んだり、談笑したりするような機会が年に一回か二回は行われた方がいいんじゃないかな、と思いますね。

--大事なことですね。

佐藤:ここ何年か、日本で野外ロックフェスが定着して、テント(ステージ)裏に行くと色んな人がいて、色んな話ができるわけじゃないですか。CDを渡したり、はじめて口をきいたとかで、後でなんか一緒にやりましょうっていうコラボレーションのきっかけになったりするわけですよ。それと同じで、こういう場を時々作っていくことが、業界の中が活性化する一番大切なことなんじゃないのかなと思うわけです。

--たしかにその通りですよね。何か新しいことに繋がったり、音楽への愛が深まったりっていう…。

佐藤:in the cityに来て欲しいのは、音楽業界で働いている人や音楽業界を目指している人達であって、音楽の本当の面白さとか、音楽が生まれる瞬間に立ち会うっていうことが一番僕は大事だと思っているんですよ。その場に立ち会えた人はラッキーで「いいものを見たね」とか、「こういうことがあるんだったら、また参加しよう」とかって思ってもらえれば、それで十分なわけなんですよ。

--とにかく業界にいる人が見てくれないと話にならないわけですね。

佐藤:人と人が出会い頭に色んなものが生まれるから、音楽も面白いんでね。内々でずっと作ってるだけじゃつまらないから、そういう場を提供するっていうのは一番大事なんじゃないかなっていうのが、実は裏テーマなんですよ。僕にとってはね。 M


音楽に携わる人々の世代やジャンルを超えた様々な交流、音楽シーンの枠を越えた魅力的なコラボレーションを目的とした新しい文化を継承する形「J-STANDARD」を生み出した張本人、佐藤氏。インタビュー後には、CCCDや音楽配信についての現状など、様々な分野に渡って音楽業界のあり方についてご意見を語っていただき、大いに盛り上がったインタビューとなりました。「"ビジネスマン"なんかではなく、"Musicman"にこそ日本の音楽業界を託すべきだ」という佐藤氏の言葉は、常に音楽業界の現場を走り抜けてきたからこその重みのある生きた言葉なのだと感じました。ここではスペースの関係上、そのお話までご紹介できないのが残念ですが、Musicman編集部では是非、近々またお話を伺う機会を設けようと思っています。乞うご期待!


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