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-- 海外のアーティストってすごいわがままだったりなどという噂も聞きますが?
梶原:そういう話も聞きますが、全部が全部そうじゃないですよ。 -- じゃあ今のところ、わがままを言う人はいないんですか? 梶原:今のところいないですね。まぁ多少はありましたけどね、別に解決できるわがままですから。 食事なんかも、渋谷の街にご飯を食べに行ったりしてますよ。 -- クリストファー・クロスやカーラ・ボノフが渋谷で牛丼とか食べていたりして(笑)。 梶原:ハハハ。本人たちもそっちのが楽しそうですよ(笑)。 -- みんな自然にやってるんですね〜。 梶原:そこらへんはあまり深く考えてないんですよ。そこがまぁアメリカっぽいかもしれないね。通常日本の企業だったら、完璧にケアして、それが結局のところアーティストのわがまま放題に繋がちゃったんだろうけど……。日本に来るアーティストに対しては、できるだけ普通の接し方をしよう、と。今までの日本のイベンターの接し方っていうのは、おこがましい言い方かもしれないけど、ちょっと丁重すぎたんじゃないかなって僕は思ってましたから。もうちょっと、人間なんだから、人間らしく…ホテル全部貸し切っちゃうとかっていうのはおかしいな、と。他人に会ったっていいじゃないか、みたいなね。 |
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-- チケットの販売のシステムはどういう窓口があるんですか。
梶原:それはもう全部完璧ですよ。e+、ローソン、ぴあ、それから直売、全部やってます。 ぴあやe+もいろんな部分で協力してくれてます。媒体に関しては、主体がTBS、これもほんとにテレビのスポットを当ててくれてるし、それから後援がJ-WAVE。たぶん業界の人でJ-WAVE聞いている人は知ってると思いますけど、DUOって言わない日は一日もないぐらいたくさんプロモーションしてくれてますよ。ほんとにJ-WAVEには感謝していますね。それ以外にも今後LF(ニッポン放送)とかインターFMとか色んな人たちが協力してくれたり、あとは、金曜6時から7時の間にFM横浜とBAY FMとNACK5が3局同時中継の「OLEっち」(パーソナリティは赤坂泰彦氏)っていう番組があるんですよ。それが今すごい評判で。それを今度5月からDUOで公開放送やることになってるんですよ。関東エリアにはすごい威力があるというか、浸透するんじゃないかな。 それ以外にも新聞とかパブリシティとかも色んな手を使ってやっています。それなりの宣伝費は使っていますが。 -- 今後のビジネスとしての見通しはどうですか?
梶原:DUOで一番大切にしなくちゃいけないのは、金儲けとかってことではなくて、長くやり続けたいっていう部分と、冒頭に言った、いい音楽を身近で聞かせたいということです。今は最初だからみんな来てくれると思うんですが、これを2年、3年、10年って考えていくと、各アーティストもリピートになってくる。で、また今年も来ました、来年も来ますみたいな。そうすると、やっぱりアーティストの環境とか、ユーザーに対しての音楽の環境、それをきっちり作っておかないと、嫌がられたり、もう来ませんって言われたり、ユーザーももう見たくないてことになってしまう。こないだ3月にロビー・デュプリーが来たときに彼がすごくいいことを言ってくれたんですよ。何かっていうと、「私達アーティストは、DUOを応援します。なぜならばDUOは音楽を応援してくれているから」って。みんなから拍手が起きたんだけど。まさにうちは、そういうふうな会場になりたいな、と。ほんとにいいことを言ってくれまして、と後でロビー・デュプリー氏に挨拶に行きましたけどね。音響の問題とかシステムの問題とか運営の問題も含めて、来た人が会場に入ったところから、いい環境の中で音楽が聞けて、リラックスして、すごく楽しく帰っていき、そしてまた来たいなって思えるようなそういう会場作りを目指せば、きっと5年10年20年ずっとやっていけるんじゃないかと。そうなればビジネスとしても成功を収めていけるんじゃないかと思いますね。まずビジネスが最初にきて、アーティストの採算分岐がどうのっていうのが、いま我々の業界の現状じゃないですか。
まずは、音楽を共感してもらうような環境作りからはじめて、そこへユーザーの人たちが共感してくれて、そこからリピーターの人たちが増えて、DUOにもっと行ってあげようとか応援してあげようとかそういう人たちが増えていく。我々はあくまでも、音楽を愛する人たちのための環境をDUOで作ったんです。ここを徹底していかなければなと思っていますね。うまくいえたかどうかわからないけど、そんな気持ちで続けていければと思ってます。
-- いずれ梶原さんが、キョードー東京を作った永島達司さん(*1)みたいな立場になる日も近いかもしれませんね。 本日はお忙しいところ、ありがとうございました。 |
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DUO誕生から3か月。アーティストとの一体感を持てる距離感、そして時間を大切にしながら好きな人とお酒を楽しめる音楽空間を----そんな梶原氏の思い描いたコンセプトが見事に形となった「DUO MUSIC EXCHANGE」。その陰では、梶原氏自らが企画から制作を行い、アーティストのケアまでも行うという信じられないほどのハードワークをこともなげにさらりとこなしている姿には、正直驚きを禁じ得ません。「音楽を愛する人たち」に向けながらも、ご自身が「本当の音楽」を追求するひたむきな姿勢、何よりも音楽に対する情熱があったからこそ可能なのかもしれません。今後のDUOのますますの発展を予感させる、氏の心意気がひしひしと伝わってくるお話でした。 |
| (*1) 永島達司 : |
ビートルズを初めて日本に来日させた伝説の呼び屋「タツ・ナガシマ」 参考文献「ヤァ!ヤァ!ヤァ! ビートルズがやって来た 伝説の呼び屋・永島達司の生涯 」野地秩嘉【著】 |
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