| ●面白い人もいっぱいいましたしね。先生もコントとかおやりになってましたよね。実は宮川先生はクレージーキャッツに入りたかったとか?(笑) |
| そうなのよ(笑)、そのころはもうシックスジョーズに入ってたのに、ハナ肇さんが冗談でさ、「宮ちゃんな、(石橋)エータローと桜井センリとふたりでピアノ弾いてるけど、エータローは病気がちだから、宮ちゃん来る?桜井センリがファーストピアノで、宮ちゃんがセカンドピアノで…」「またそんな〜〜」なんて言いながらも嬉しいのよ(笑)。嬉しくて嬉しくて、女房にさ、「おい大変だ!ハナちゃんからな、クレージーキャッツに来いって言われたんだよ。エータローが休むかもわかんないし、セカンドピアノで来いって。俺もうサイコーだよ。どうするお前、俺入ってもいい?」って聞いたらさ、「やめなさいよあんな下品なバンド」って(笑)。それでやめたのよ(笑)。 |
| ●(笑)じゃあ行ってたかもしれないんだ。 |
| うん、ほんとは行きたかったのよ。 |
| ●でも奥さんの反対でやめたんですね。 |
| そう。「やめなさいよあんな下品なバンド。それよりピーマンの肉詰め食べるの?どうするの?」なんて言って、全然無関心だったんだから。おかしいよね(笑)。 |
| ●わりと奥さんに弱いんですね(笑)。ハナさんとかとは同じ世代ですか? |
| 年は向こうの方が全然上だよね。 |
| ●じゃあほんとは嬉しかったんですね。 |
| うん。嬉しかった。 |
| ●音楽プラスお笑いっていう部分が、本来の宮川先生の体質に合うわけですね。 |
| そうだね。人を笑わせるのはもともと好きだったからね。でもね、人を笑わせて、笑ってもらって喜んでもらうっていうのはね、結局自分がかわいいのよ。僕は意気地なしで喧嘩もできないし度胸も据わってないの。だから人に逆らったり、そういうことをほとんどしない。なるたけ控えて優しく優しく、なおかつ面白くないとダメなの。ダジャレ言ったりギャグやったりするのはいつのまにか好きで…ほんとにクレージーキャッツ入りたかった。 |
| ●クレージーキャッツのみなさんも同じような人種なんでしょうね。 |
| たぶんそうでしょうね。同じ人種で… |
| ●冗談音楽っていう分野が昔ありましたよね。海外で言うとスパイク・ジョーンズとか日本だと三木鶏郎さんとか… |
| そうそう、三木さんもそうだし、スパイク・ジョーンズをそっくり真似しようとしてたのが谷啓さんなんかはね、実はすごくうまいのよ。だってあれしかなかったんだからね。音楽家として超一流のおじさんたちがやってるのがすごいのよね。日本だと音楽はどうでもいいからダジャレとギャグをやってればいいっていう雰囲気があったけどね…あの人たちの音楽はほんとにすごいから、だからよけいギャグが効くのよね。 |
| ●クレイジーキャッツも発想は同じですよね。 |