| そういえば『ジャズ・ワールド」っていうジャズの新聞があるんだけど、そこが毎年主催してる「クラブ進駐軍」っていうイベントがあるんですよ。なんで進駐軍の名前が付いてるのかわからないけど、当時進駐軍のクラブに集まってジャズやってた人があつまってやろうということなのかな?渡辺晋が死んじゃって何年かたって、何回忌かの時にそこの社長が渡辺美佐さんのところへいって、「もういちどああいうのをやりたい、あの晋さんのシックスジョーズのサウンドをみんなに聴かせてあげたいから協力してください」って持ちかけたら美佐さん喜んでね。「それはもう主人もとても喜ぶでしょうから」って乗り気になってやることになったんだよね。シックスジョーズの残党も集まってね…ピアノは俺でしょ、バイブはその新聞の社長の内田君、ギターは沢田駿吾ちゃんていうベテランね、ドラムはジミー竹内さんが具合が悪くてダメでね、ナンバーワンの猪俣猛が叩いてくれてね。ベースはね、(オリジナルメンバーが)いたんだよ。鳴瀬(昭平)くんて、僕もシックスジョーズのときにいっしょにやってたんだけど。だからベースとピアノとバイブの3人が現役だったわけ。それでこないだ発表会をやったんだけど、大きいところでやったのよ(2001年9月8日(土)/東京厚生年金会館)。それがね、100人ぐらいの小さいサロンで聴くといいんだけど、大きいところでやったからエレキは目一杯音入れてるし、ピアノも負けていられないから大きくなるでしょ。 |
| ●マイクはついてるんですか。 |
うん、全部マイクついてるからさ、ものすごい大きい音になるわけでしょ。 もうジョージ・シアリング・サウンドじゃないんだよ(笑)。得体の知れないデカイ音になっちゃってさ。
それで当日渡辺美佐さんが「主人のためにありがとう」ってみんなにご祝儀くれたんですよ。始まる前にいただいちゃったからみんな感動して一生懸命やっちゃってね。一生懸命が仇になって大きな音になっちゃったんだよ。ジョージ・シアリング・サウンドのサの字もないんだよ、うるさくて(笑)。それで終わってから美佐さんがガックリしててさ…あんなんじゃご祝儀やるんじゃなかったなって思ってたんだろうねえ(笑)。終わってからさ、「あの…お宮さ、ああいうのだっけ?」「そうなんですよ。ジョージ・シアリングの今やってるバンドも、ああいう風に大きな音出してやるんですよ」って言ったら「……そう…」ってね。あれでよかったのかな…?っていう怪訝そうな顔をしてましたよ。それでさ、ジョージ・シアリングって知らないミキサーとかいるとさ、「ピアノの大スターだったらしいよ」とかいって、ピアノのヴォリュームをあげるんだよね。そうするとピアノがでっかい音になる。そうするとギターもでっかいなーと思いながらあげるでしょ。ギターもピアノもあがったらさ、ドラムもどーんとなるでしょ。 |
| ●それですごいことになっちゃう(笑)。 |
| うん。美佐さんには悪いことしちゃったな。だからね、今度またどっかでもう1回やろうってことにしてね、来年はね、(音を)あげないようにしなくちゃいけないのよ。そういうことがあったね(笑)。 |