作曲家
宮川 泰 氏
2大ライバル!?…中村八大VSいずみたく

そういえばこの間中村八大さんの「明日があるさ」がリバイバルされたじゃない。あの当時さ、「ああ俺もこんな曲作りたいなぁ」って思ってたらさ、たまたま作ってたんだよね。そっくりじゃないし、全然節は違うんだけど、気持ちとしてはあれなのよ。それをテレビの人気番組でやったらバーッとみんなが歌うようになっちゃった。自分のコンサートとかでラストはその曲になっちゃうとかね。そういう、みんなで楽しく口ずさんで歌えるような歌、明るい歌っていうのがいいんでしょうね。演歌だと明るいっていってもまた少し違うし。僕の作った和製ポップスみたいなのは難しいこともないしね。
●そういう曲ってみなさん書かれてますよね。いずみたくさんとか…
いずみたくさんはすごい僕のライバルだったからね。まあライバルといえば中村八大さんといずみたくさんがライバルだったんだけど。僕はその両方先生の曲から10曲選んで解説してみんなを笑わせるっていうのをね、永六輔さんとサントリーホールでやったのよ、何年か前にね。
●あ、面白そうですね(笑)。
そのときに調べたらね、中村八大さんていうと「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」「世界の国からこんにちは」と、「遠くへ行きたい」とか、それぐらいで、6つか7つまではいいんだけど、ベスト10はすぐ思いつかないんですよ。いずみたくさんはね、10じゃ入りきらないくらいあるよ。そういう意味では中村八大さんんはちゃんとした音楽の大学を出て、ジャズをきっちりやっていて、インテリなんだけど、いずみたくさんは違うじゃない。苦労して苦労していろんな労働してダンプの運転手やったりしてやってきた人で。こっちはスマート、こっちは汗だくって感じでね。曲もこっちのほうが泥臭いの。それがやっぱりいいんだよね。泥臭いにもかかわらず、ミュージカルをいっぱいやったり、「見上げてごらん夜の星を」とかね。あれだって僕は最初はたいしたことないって思ったけど(笑)最近聞くといいんだよね。年を取ったせいかもしれないけど、この歌いいなあって思うようになったね(笑)。

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