| ●3人でビシッとやっちゃうんですか? |
| 平気で。クロスハーモニーもやっちゃいますから。それをやりながらも演奏は素人でヘタ。 |
| ●ほとんど見え方ですよね? |
| だから我々が外タレ見てる時に演奏はがちゃがちゃやってるけど大したことなくて、歌は良ければ良いわけじゃないですか。それで演奏もセンスがあってムードがあればいいわけじゃないですか、上手くない方が良いんですよだから逆に演奏はセンスだけ、あとは歌は前にガッと出る。これは私の作戦。今まで色んな外タレとか見てきて、ハードロックとかのバリバリのテクニックのバンドじゃない限り、テクっていうよりは音楽が好きだっていうセンスだけで押し通してる。 |
| ●英語はどうなんですか? |
| なるべくネイティブな英語でやらしてます。真ん中の子は10代の時ラスベガスに住んでましたから、どうしてかって言うと、少年ナイフの英語はなまりがあって白人にとってはかわいいんです。かわいいんだけどそれはマニアの中でのかわいさでしかないんです。あれは一般的に通じないです。だからもうちょっと上のところのビジネスで勝負するにはネイティブなところまでいかないとワールドワイドは狙えないと。ヨーロッパの方でもみんな苦労するのはアメリカ的なネイティブな英語をどうやって歌うかっていうところでマーケット勝負するじゃないですか。だからそういう意味ではヨーロッパでも今はメジャーな音楽はすべてネイティブな英語がいけるかどうかっていうのがポイントですから、だからeX-girlがヨーロッパで勝負するにしてもネイティブな英語がとても大事で。それでなおかつカタカナ的な日本語を入れ込む。 |
| ●その上で日本ならではのオリジナリティ。 |
| アニメーションで出てくる日本のアニメの姿をそのまま音楽に置きかえるっていうか、それは私が向こうの人間が一番求めてるところでもあるんで。アメリカ人とか外国人には出来ないんです。どうやって良いかわからないんです。日本でしか出来ないアニメ的な感覚なんですよ。話が前後しますが、私の音楽のポリシーとして一番大事なところはユーモアなんですよ、ユーモアの無い音楽はどんなにシリアスでもダメだと思うんですよ。例えばジョン・ケージにしても彼はユーモアがとてもあって好きなんですよ。そういう表現する人間がテン張ってるシリアスなものは入る余地がないですし、良い意味での笑えるもの、そういうエンターテインメントとしてのユーモアが音楽にも詞にもすべて反映されてるものじゃないと音楽としては一人立ち出来ないっていうか、つまらないと思ってるんです。だからふざけるって事ではなくていわゆる本来あるウィットとかユーモアとしての在り方っていうのを音楽の中に両立させるっていうのが私のテーマですね。 |
| ●案外ホッピーさんの集大成したアイデアがコンパクトにきちんと形になっているようですね。 |
| そうですね、だから詞に対しても必ずひねりを入れるわけです。西洋人はひねりが好きだから、ジョン・レノンなんかしょっちゅうひねり入れてたじゃないですか。あのジョークが彼の個性だったわけで「なんであんな事まで言うの?」みたいなひねりが多かったですけど、そういうジョーク。いけないジョークっていうものを楽しむっていうのが西洋人の生活レベルにある。 |