| ●それはピチカートも心得てやってるんでしょうね。 |
| もちろんそれは商売としてね、特に西洋人は日本の女性が好きです。どの国の女性が好きかって聞かれたらまずみんな答えます。それは100%間違いないです。なおかつ日本のアンダーグラウンドのインディーズの音楽っていうものには特にアメリカ。まぁ、ヨーロッパもそうですけど。すごい影響を受けて、興味を持ってる。なぜか日本では全然知られてないようなものが向こうではすごいメジャーであったりとか、例えば、マイナーな領域ではありますけどメルツバウ(MERZBOW)のトリビュートが出たとか、そういうような事が有り得る。それで灰野敬二のボックスが出るとか、そういう事が海外では有り得る。 |
| ●有り得るんですか? |
| 日本じゃそんな事知られてないじゃないですか。レコード屋行ったってないんですよ。海外だと灰野敬二有名ですから、向こうの音楽好きの人間は灰野敬二のものが全部手に入るだろうと思って来るんですよ。ところが日本のどこに行っても灰野敬二のCDなんかあまり無くて、「どこで買えるんだ」ってうちに問い合わせが来るんだけど、P.S.F.のモダンミュージックかなんか行けば当然あるでしょって。もちろん海外であんなに有名だから日本だったらスターだろって思ってるんですよ。ちゃんとした音楽をやってる人間として。ポップスじゃないですけど。ただそういうアヴァンギャルドだとかニューミュージックっていう領域では男性もすごく注目されますし、海外でとても有名ですけど、ポップなところのビジネスマーケットになった時はやっぱり日本の男性っていうのは落ちちゃうんですよ。 |
| ●少年ナイフとかもそのへんの走りでしょうね。 |
| 少年ナイフは日本の女優よりかわいく見えた。だけど彼女たちの弱点っていうと音楽が変わらなかった。詞がつまんなかった。初めは日本人の女性のギャルバンだと思って見ても次出るCDも同じで「また食べ物の話?」みたいな (笑) だから向こうで人気落ちちゃったのはバンドが発展しなかったから。ただ彼女たちは基本は作った。「日本の女性はかわいくて面白く良いんだよ」みたいな。向こうでは少年ナイフの本とか出てるの知ってます? |
| ●知らないです。 |
| いわゆる日本で言うと、アイドルとかが写真と文の入った本出すじゃないですか。それが出てるんです (笑) それには少年ナイフの文と写真が満載してて、Tシャツなんかも未だに着てるやつ多いですし、eX-girlを見に来るような客が以前少年ナイフのファンで少年ナイフのTシャツ着て来て、そうすると隣のやつが「eX-girl見に来てるのに少年ナイフのTシャツ着てくるなんてとんでもない!」とか言ってケンカしてるやつがいて (笑) 「わかった。じゃあ次から着てこないから」って。だからそういう意味では彼女たちは面白くて。だから私は可能性が高いと思っている。ビジネスとしても。今まで対バンしてる外タレのバンドも全てすごいファン。例えばバウハウスなんかもファンなんですよ。それと彼女達がゴングと一緒にツアーしたりとかそういう事が起きてしまうっていうか、彼女たちは海外でツアーして例えばサンフランシスコとか300人ぐらい入って人気があるんですけど、日本に帰ってくると10人もいないし、客のリアクションもあんまりないですし…。 |
| ●逆に言うと、日本は見ないで向こうを見てるわけですね。 |