プロデューサー/ミュージシャン
ホッピー神山 氏
海外によく出るようになってクリアーになったもの

●音楽が出来るビジネスマン?
そうですね、成功するにはそれが一番必要なわけで、だけど私の疑問っていうのは「そういうのだけで良いのか?」っていう。例えばロックだけじゃなくジャズにしても現代音楽とかアヴァンギャルドなものにしても昔だったらメジャーの中にも変わったディレクターがいてこだわって「こういうのがやってみたい」っていうのがありましたけどそういうのがどんどん無くなって、そういう本来ある自分で頑張ってる人達にとっての表現する場所が無くなってきてる。それで音楽っていうものを作って演奏する時、ショーアップされたものが良いっていう風にどんどんそういう風潮になってきますから、私はPINKなんかやった時もそうですけど、だんだんシステマティックになってるようなエンターテインメントの世界じゃなきゃ駄目なのかなっていうような疑問が。好きに適当にやってるロック。でも外タレ見に行くと確かにマイケル・ジャクソンとかマドンナ級のものはシステマティックに練られたエンターテインメントをそれが目的ですからやってますけど。そうじゃないロックのもの見に行ったら全然チンタラやってるじゃないですか。MCもなくずーっとやって一時間ぐらいやったら飽きて終わったみたいな(笑) 結構それでも売れてるしおかしいなみたいな。日本のものっていうのはインディーズのものもだんだんシステマティックになってきたところで自分のやってるものが本当に良いのか悪いのかっていうのが日本の中にいるとわからなくなってくる。私が東芝で『音楽王』を作ったのを機に海外によく出るようになって、海外のミュージシャンとやったりとか海外の空気を吸うようになって、だんだん自分の変だなと思ってたものが自分の中でクリアーになってきたっていうか、自分の思った事は間違いじゃなかった、だから自分で無理をして日本のやり方に乗っかってかなきゃいけないっていう事はしなくて良いんだっていう。
●海外に出ていって気が楽になったんですね。
偉いとか偉くないとか有名だとか有名じゃないとかそんなものは関係ないんだなっていうのもそのあたりでわかりましたし、ミュージシャンのクオリティーと音楽が良ければ、どんな人間でもコミュニケーションとれてやれるんだなっていう事が。日本の中だとこれはこれっていう場所が出来ちゃってて、なかなかみんながその壁を取り払っていくのは難しい…。

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INDEX

まずヴィジョンありき
浦和ロックンロールセンター
近田春夫&ジョージ・クリントン
認知されてからのPINKは不満?
80年代を総括すると…。
▼海外によく出るようになってクリアーになったもの
ゴッド・マウンテンレーベルの誕生
『音楽王』はそれまでの音楽活動の清算

ミュージシャン兼アメリカ担当プロモーター、ホッピー
日本ではNHKが面白い?
CD店の事情は90年代後半に変わってしまった!
日本の音楽業界はアメリカ人を相手にビジネスしようとしていない
自分で物が判断出来ない日本人、批評出来ない評論家
アメリカが面白いのは健全なジャーナリズムのせい?

女装の意図するところ
わが心のバイブル"SHAGGES"(シャグス)
eX-girlのアメリカ戦略
やっぱり西洋人は日本の女性が好き!
ロラパルーザの体験を生かす
向こうのビジネスで頑張ってみようってバンドがいっぱい出てくるべき
歌・英語・アニメのキーポイントをしっかり押さえる
"豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ"
日本の言葉とか文化を広めていくって事が面白い
我々が海外で自信を持てる日が来なくちゃいけない
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