プロデューサー/ミュージシャン
ホッピー神山 氏
まずヴィジョンありき

●ホッピーさんを特別な人だと思っているのはメジャーとインディーを両立させて、両方とも最先端を行かれている事。メジャーではこういう風に考えてるとか、インディーではこういう風に考えてるとかありますか?
私には私の音楽のヴィジョンがあって。そのヴィジョンに沿ったものであれば別にメジャーだとかインディーだとかはこだわってはいないんです。私も生活する為にはメジャーの仕事をしてお金を貰わなくちゃいけないし、インディーなんてお金にはならないですからまず心意気がないと出来ません。ヴィジョンというか強い目的意識。これを持って分け隔てなく、最終的に自分が聴いた時に良いと思えるか、自分が演奏したり作るものに関してはその時点で自分が感動出来るかどうか。私の場合理屈じゃなく、私のフィルターの中でリスナーとしても良いなと思えるかどうかの価値判断しかないんですよ。単純なんですけど。だから当然メジャーのものに関しては商業的にマーケティングなんかをした上で、売れるものをっていう事をある程度プロデューサーとしては考えますけど、それと別にまず自分が作ったものを聴きたいって気持ちがあって。よく自分の作ったものを聴きたくないって人がいますけど、あれは間違いだと思うんですよ。そんな事があってはいけないと思うんですよ。自分のものが一番かわいくて、 いつ聴いても「良いな」と思えないと。全てが代表作って言えないと。作家としてミュージシャンとしてアーティストとして、自分の意志がないって事はやってて意味がないですよ。それはメジャーのアーティスト、インディーのアーティスト問わず同じ事で。自分から発せられないものを作ったとしても何も聴いた人は楽しくないです。
●その心意気のインディーですが、基本には聴いて欲しいということがありますよね、その辺をいかに聴いてもらうかっていう事で、大きな苦労をいとわずやってらっしゃるようですが。
そうですね、聴いてもらいたいっていうのもありますし、メジャーのアーティストでよくある「何を作っていいのかわからない」「作る事が苦痛だ」とかそういう事は私にとって考えられない、絶対有り得ない。私なんか時間さえあれば毎日でも作品を作って一週間に一遍はCD出したいぐらいなんですよ(笑) インディーでは世界中で年間10枚ぐらいは出してますけど、まだまだ作りたくてしょうがないんですよ。私の付き合っているインディーの人間達みんなそうなんですよ。だからアンダーグラウンドの人間は聴いてもらう前に作りたいんですよ。自然にどんどん音楽が出てくる。人によって出てくるスピードとか早さは違いますけど。みんな表現をする事が好き。それでそれを最終的に聴いてもらいたいからCD出したり、ライブやったりすると思うんですけど、最終的に音楽が好きで、まさか苦痛なんて無いですし。私は音楽に携わる人間はただ音楽が好きだけで良いと思うんですよ。
●音楽が好きだっていう初心、そこが守られているのがインディーズとかアンダーグラウンドなんですね。
そうですね。そういう初期衝動みたいなものとかそれがほとんどだと思いますね。
●「当たり前だろ」っていうところですよね。
もちろんそうです。だからメジャーのアーティストはみんなそうじゃなきゃいけないし、ノルマとかにしちゃいけないし無理なノルマを課す方も変だし、それをノルマと感じるアーティストも信じ難いっていうか、メジャーの人間でそういう事にぶち当たっている人間は私の役目とすると、現場で音楽を作る事もそうですけど、「あなたにとって音楽っていうのはどういう風に自分のまわりにあるんですか?」っていう事に関して話し合う事をすごく心がけてるんですよ。
●プロデューサーとして?
仕事のお付き合いの無いようなアーティストからも電話がかかってきたりしますよ。それは私に出来る事があったらやってあげたいから、今自分がどうやって音楽をやったらいいかって事を自然体で出来る為の薬になればいいなと思ってるんですよ。でも、私は逆にそういう色んな人と喋る事も自分にとっては音楽でセッションするのと同じ様にプラスになるんですよ。人の考え方って色々あるじゃないですか。それを身につけるのはとても面白いです。

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INDEX

▼まずヴィジョンありき
浦和ロックンロールセンター
近田春夫&ジョージ・クリントン
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80年代を総括すると…。
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ゴッド・マウンテンレーベルの誕生
『音楽王』はそれまでの音楽活動の清算

ミュージシャン兼アメリカ担当プロモーター、ホッピー
日本ではNHKが面白い?
CD店の事情は90年代後半に変わってしまった!
日本の音楽業界はアメリカ人を相手にビジネスしようとしていない
自分で物が判断出来ない日本人、批評出来ない評論家
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女装の意図するところ
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やっぱり西洋人は日本の女性が好き!
ロラパルーザの体験を生かす
向こうのビジネスで頑張ってみようってバンドがいっぱい出てくるべき
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日本の言葉とか文化を広めていくって事が面白い
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