コンポーザー/プロデューサー/ミュージシャン
佐久間正英 氏
プロデューサー佐久間の誕生

あの時はあのバンドをプロデュースしたくて、なんかうまい話はないかなと思ってた矢先、他のメンバーが何人か抜けちゃって、「手伝ってくれない?」っていう電話が来て。
●音楽的にはあの辺のニューウェーブとかパンクにピンと来たんですか?
そうですね。
●四人囃子からだと音楽性とか価値観がやや違うという気がするんですけど。でもあの当時は価値観が変化した時代でしたね。
例えば土屋昌巳が一風堂始めちゃうみたいな (笑) それと同じ様な。
●その辺もさっき言ったターニングポイントの一つになるんですか?一番ガツンと来たのはニューウェーブとかパンクで言うと誰なんですか?
ピストルズはもちろん好きでしたけど、もうちょっと後になっちゃいますけどB-52's であったりとか、DEVOやTalkingHeadsも好きでしたね。
●ところで佐久間さんは様々のアーティスト、バンドをプロデュースしてますがプロデューサーとして共通する視点っていうのはあるんでしょうか?
アプローチというかスタンスは同じ様な物かな、要はアーティストが最大限好きな事が出来る、やろうとしている事が出来る環境整備というか…。
●前作とか意識されるんですか?
そんなには考えてないですけどね。
●例えばデモテープ聴いたりとか?
ほとんど聴かないですね (笑) 実際にスタジオ入って、どうすればいいかっていうのを探しながらやって行く感じですね。
●実際に例えばバンドだったらちょっとやってみてよとか?
普通バンドだったらやってもらいますけど。やはりバンドの場合とソロアーティストの場合はやり方が全然変わってきますけど。
●バンドっていうのは自分達のアレンジがあると思うんですけど、もっとこうした方が良いんじゃないっていうアドバイスは?
ただ、いじらなくて良い部分は極力いじらないようにしてますね。出来ることなら何も口出したくない。プロデューサーとして口出さないで済む程良い仕事だと思っていますから。
●例えば、アレンジ、サウンド、曲、詞っていう骨の部分がありますよね。一番口出さないっていう部分はあるんですかね?
どの部分も一応気にかけます。
●ソロの場合は佐久間サウンドになってきちゃうと思うんですけど。
それはアレンジ含めて一から作っていくので。僕の場合は演奏も含めて全部自分でやっちゃうんで、サクサクっと。
●どっちが楽なんですか?
同じですかね。結果としては。作業としては自分で演奏しちゃう分ソロの方が楽ですけど、最終的な歌のっけて全部の帳尻つける所、実際の作業内容の負担まで考えると同じですかね。ただ、バンドばっかり続いていると自分で楽器さわんなくなっちゃうからちょっと退屈しちゃいますね。だから時々全部自分でやるような物があると刺激になって良いかなっていう。あと、自分でアレンジしたり、演奏したりっていうのは色んな意味で実験したり、新しいやり方試してみたりとか出来るんで、そういう時間も時々必要ですね。それをバンドをやる時にあのやり方をやってみようとか反映させます。バンドやってる時ってあんまり極端な事は出来ないですからね。
●男性か女性かでプロデュースのやり方は変わりないんですか?
そうですね。そんなには変わらないですね。前は女性をプロデュースするのはちょっと苦手だったですけどね。
●今、たくさんのプロデューサーが活躍してますが、佐久間流のプロデュース方法の極意は?
たぶん、他の人の現場を想像で思うに、僕はかなり口出さない方ですね。そんなに口出したり、手出したりしないでスムーズに上手くいく方じゃないかなって思います。
●プロデュースされている作品がすごい量だと思うんですけど、仕事が早いんですか?

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