株式会社テイチクエンタテインメント
代表取締役社長 飯田久彦 氏
『孫』の大ヒット

●テイチクに移られてすぐに『孫』が大ヒットなさいましたね。
それはたまたまですから、それは僕が運がよかっただけですから。
●GOサインを出したのは飯田さんではないのですか。
僕は途中で(『孫』が)毎日300枚〜400枚出てるのが気になって、聴き直してみた。そしたら大泉さんの声も二番の歌詞も、あぁ良いなと思いましたよ。それで全社員に「これみんなでやってみようよ」って。去年の8月ぐらいにね、まだ3万か4万ぐらいの時。
●そんな早い段階の時に?
希望を感じたからですよ。僕は他の人じゃなくて大泉さんが歌ったから売れたんだと思ってる。
●にじみでるものがありますもんね。
僕は新鮮に聞こえましたよ。
●ラッキーも実力のうちって言いますからすごいですよね(笑) 拾うか拾わないかですから。
社員がみんな日曜祭日関係なく頑張ってくれたっていうのがまずありますよ。大泉さんも含めてね。仕掛けっていうのももちろんありましたよ、これ社会的現象にしようよって。そうするには何をやったらいいか、それで僕はみんなの前ですぐフォーカスにお願いしまして、これは活字だなと思ったから。
●「62歳の新人歌手」みたいな感じで。
62歳じゃないよ、57歳(笑) 8月にね野球部の同窓会があったの、孫のいるやつが何人かいて、聴かしたの。そうしたら、みんな「滲みる」っていうのよ。それで孫のいる世代って何人ぐらいいるの?って調べたら2000万人ぐらいいるって。これは売れるかもって(笑) 9月にねライジングプロの平さんと会って「今何やってるの?」って聞かれて「今こういうの売りたいな」って言ったら「飯田さんこれ100万枚ぐらい売れるんじゃない?」って言うのよ。「えっ、ホント!?嬉しいねそんなこと」って100万枚売れるなんて思ってないからね、「10万枚売れるの目指してんのよ」なんて言ってね。
●今実数でいうとどれぐらいなんですか?
今週中(2月中)に100万枚行きますよ。
●すごいですね。これはテイチクにとって何年ぶりの大ヒットなんですか?
広報=演歌でいきますと、最近では天童よしみさんの『珍島物語』だとか、川中美幸さんの『二輪草』とかそういうのはありますけど、時代を一つ形として残すような曲っていうのは近年無かったですから。

いみじくも、これ社会的現象にしてみようよなんて言ったけど、まさかこんなになるとは思わなかった(笑)

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