【第二回】今はまさに音楽アーティストが望んだ時代、今ならではの活動で成功を掴んで欲しい 株式会社エターナルステージ 代表取締役社長 遠山寛之氏インタビュー

2013年4月20日 19:00
株式会社エターナルステージ 代表取締役社長 遠山寛之

株式会社エターナルステージ 代表取締役社長
遠山寛之


音楽活動で成功する為の情報サイト「メジャーデビュードットコム」や、音楽制作チーム「studio14」を運営する株式会社エターナルステージ。その代表を務める遠山氏に、これからの音楽アーティストの活動の根幹となる内容や、株式会社エターナルステージでのこの先の展開についてお話を伺った。

矢印(赤)株式会社エターナルステージ:http://eternalstage.com
矢印(赤)メジャーデビュードットコム:http://major-debut.com
矢印(赤)studio14:http://st14m.com

 

PROFILE
遠山 寛之(とおやま・ひろゆき)
株式会社エターナルステージ 代表取締役社長


1976年生まれ。2006年に株式会社エターナルステージを設立。独自のルートで入手している世界の音楽関連情報を元に、今ベストな音楽活動の方法等を模索・提案している。
Facebook:http://facebook.com/hiroyuki.tohyama
Twitter:http://twitter.com/HiToTwit
ブログ:http://ameblo.jp/eternalstage/

 


第二回「世界中に眠る潜在的なファンに積極アプローチ!」


●第二回目の今回は、遠山さんが普段行っている音楽活動のアドバイスについてお話しを伺います。よろしくお願いします。

遠山:よろしくお願いします。

●いきなり本題ですが、遠山さんはこれまでにどんな音楽活動のアドバイスをされて来たんですか?

遠山:私は2005年頃から、これからは大手のレコード会社が潰れて行く時代になると訴えて来ました。しかし当時はまだどのレコード会社も潰れていませんでしたので、誰にも聞き入れて貰えませんでした。で、誰にも聞き入れて貰えないなら自分で動くしか無いと考えて、2006年に今の会社(株式会社エターナルステージ)を設立しました。

その当時に私が提案していたのが、CD等の音源の販売を収益の軸にするのでは無く、ライブの収益をメインにするという方法でしたので、それにちなんで社名を付けました。

●それでエターナルステージですか。

遠山:そうです。ライブは永遠の物だという意味で名前を付けました。当時は様々な統計を見てもライブの収益は不動で、永遠の物だと思ったんです。そしてその2年後に、アメリカでライブの収益を軸とするモデルが一時的に流行りました。

●ライブネーションの名前が知れ渡った頃ですね?

遠山:はい。しかしそのライブネーションによってライブの限界を見せられ、それが不動の物では無いという事を証明されてしまったんです。本気で社名を変えようかと思いました(笑)。

●(笑)。

遠山:ちなみに、その頃になって日本でようやく「これからはライブで食べて行く時代だ!」と言い始める人が増えて来て居たので、かなり複雑な気持ちでしたね。

●確かに当時はそういう話を良く耳にしました。既に失敗例になっていたタイミングだったんですね。

遠山:そうなんです。そしてその頃、2009年くらいだったと思いますが、新しいアドバイスの内容を考案しました。それは今でも鉄板の考え方になっています。

●そのアドバイスの内容は聞いても大丈夫ですか?

遠山:もちろんです(笑)。それまでに私が聞いていた成功事例の中で気になっていたのが、海外展開を主体とする物でした。その中でも、アーティストが様々な国を旅して路上ライブ等を行った所、特定の国だけで大きな反響を得られるという内容にとても大きなヒントがあると思いました。つまり、そのアーティストの音楽性やアーティスト性を受け入れてくれる国の差というのは、とても顕著に現れるという事なんだなと。

●なるほど。

遠山:当時は今のようにプロモーションツールが沢山あるような時代でも無かったので、アーティスト達は本当に様々な国に足を運んでいました。しかし今は、それを日本に居ながら調べる方法が沢山あります。YouTube等の音楽を聴かせる事が出来る様々なサービスに、当たり前のようにアクセス解析がついていますからね。それによって、自分たちの音楽性やアーティスト性が、どの国で最も受け入れられ易いか等を把握出来る訳ですから、プロモーションもターゲットを絞って行う事が出来ます。

●アクセス解析ですか。私もYouTubeのアカウントを持っていますが、まともに見た事がありませんでした(笑)。

遠山:大体の方はそんなもんです(笑)。YouTubeの他にも、今は本当に様々なサービスが世界中にあります。以前にジェイ・コウガミさんという方とカフェでお話しをした事があったんですが、この方もそういったサービスを日本語解説するブログを運営されている方でした。そういったブログ等を参考に、どんなサービスをどのような戦略で使って行くか等を考えるのも面白いと思います。

●それは夢がひろがりますね!

遠山:本当に面白い事が色々出来る時代です。ちなみにこの方法は、自分が考案した2年後に、主にアメリカのアーティストの音楽活動のセオリーになりました。

●遠山さんはアメリカの2年先を行く男ですね(笑)。

遠山:それ、他の方にも言われました(笑)。その響きが格好良かったので、たまに自分でも言います(笑)。

●(笑)。

遠山:この方法を率先して凄く上手く使ったのはレディー・ガガですね。レディー・ガガはYouTubeのアクセス解析をかなり活用していると聞きます。ちなみに、レディー・ガガの収入で最も大きいのはYouTubeから入る広告費だと言われています。

●そうなんですか!

遠山:メインとなる収入としては、何も売ってない訳ですね。様々なサービスがありますが、YouTubeをいかに使い倒すかという所はかなり真面目に取り組んでいいと思います。もちろん、他にもやるべき事や必要な準備は色々あります。

●他にはどんな事をしたらいいでしょうか?

遠山:世界を視野に入れてプロモーションをする訳ですから、どこの国の方でもその音楽が聴けたり買ったり出来るようにする為の準備は必要です。iTunesやSpotify等の主要なサービスの売上も捨てた物ではありません。ちなみに、iTunesは一日にどれくらい音楽を売り上げているかご存知ですか?

●想像も付きません。どれくらいですか?

遠山:【耳打ち】

●そんなにですか!

遠山:はい。なので音楽をやっている上では、もう何年も前からそういったサービスを使わない事の意味が分からないという状況です。

ちなみに、そういった音楽配信等のサービスに登録する方法を良く聞かれるのですが、今は個人的にはTUNECORE JAPANをおすすめしています。アメリカが本家のサービスで、昨年の夏に日本でも正式にサービスがスタートしました。年会費は少しかかりますが、利益の100%をアーティストに還元する等、システムがとても良心的ですし、iTunesやSpotifyを含めたかなり多くの音楽サービスに一括で登録が出来ます。

TUNECORE JAPANトップページ

TUNECORE JAPAN:http://www.tunecore.co.jp/


●そうなんですね。後でチェックしてみます。

遠山:他にもアドバイスしている内容は色々ありますが、それを全て話すと読んでもらえなそうな量になってしまいますので、これくらいにしたいと思います。

●既にかなり濃い内容だと思います(笑)。

遠山:いくつかのお話しをさせて頂きましたが、最も重要なのは、多くの情報を元にして、いかに自分オリジナルのアイディアでプロモーションをして行くかと言う所なんです。

●まさにセルフプロデュースですね。

遠山:どんなツールをどのように活用して何をやるのかという全ての行程において、本当にアイディア勝負なんです。誰かに1から10までを聞いてそのままを実行するのでは、アイディアの広がりはとても小さくなってしまい、日本の音楽アーティスト全体の歩みをもさらに遅らせてしまいます。皆がアイディアを出し、それを共有していく事が大事です。

●スケールが大きいですね(笑)。

遠山:そうですか?(笑) でも、世界のアーティストと比べて日本のアーティストのこの歩みが遅れているという所には、とても危機感を持っています。

これは音楽に限らない事ですが、組織に属して尽くす事を得意とする日本人の民族性と、今の時代があまりマッチしていないように感じます。今後は小さな集まりや個人が生み出す経済がより重要になって行く流れがあるので、様々な所でそういった単位の力が求められて来ると思います。

ですので今後は、そこに自然と気付いて貰えるような取り組みにさらに力を入れて行きたいと考えています。

●では第三回では、遠山さんの今後の取り組みについて伺いたいと思います。